2008年5月25日 (日)

アパルトマン

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 パリに何度訪れたか? 数えるとたぶん10回ぐらいと思われます。初めてのパリ体験は人生初の海外旅行でパックツアー。3カ国周遊の最後に立ち寄って1泊2日。ホテルはモンパルナス近くのアメリカンスタイルのホテル。市内をバスで連れ回され、たった半日の自由時間にはベルサイユを観光し、気がついたら美術館ひとつ行けてない。こりゃなんじゃ?と疑問に思う。結果、団体旅行は金輪際イヤ!という結論に。

 2度目は友人と個人旅行。彼女が見つけた旅行者用のアパルトマンを借りた。高層ビル街の高層マンションでした。自炊で快適。これが私のパリスタイルを決定づけました。以後、パリでホテルに泊まったことはない。

 私が使うアパルトマンを紹介する会社は2社。A社は個人向きのステュディオ中心で、お手頃のお値段だが、設備がちょっと汚かったりする。食器とか調理道具とかね。男性経営のところだからそういうところには気が回らないのかも。でもインターネット完備率は良い。

 B社は女性経営によるもので、彼女の美的センスが認める部屋しか扱わない。ミュージシャンやアーティストが多く、アパルトマンは豪華で清潔。テラスがついていた日にゃ、ごはんはテラスで!なんて気持ちのいいこともできます。写真がそれなんですけど…。部屋数もあるので、連れがいるときに利用すると部屋代折半で逆に安上がり。どちらもそれなりの利点があります。

 他にもアパルトマンホテルというスタイルのものがあるんですが、これはホテルの部屋にキッチンがついたようなもので、お掃除もしてくれるのかな? 高いので、利用したことはありません。

 アパルトマン暮らしはなんと言っても自炊できる利点がある。レストランで毎晩食事、っていうのもお金がかかるし、胃も疲れます。でも自炊なら買い物の楽しみ、食べたいものを食べたい時間に食べられる自由度、しかも安上がりという三重楽。一回行くと2週間という割と長い滞在になるからアパルトマンを利用できるんですけどね。たいてい1週間から借りることができますから、5日ぐらいの滞在だと無理かもしれません。

 うたい文句の「暮らす気分で…」という、まさにその通りの旅になります。まぁ、色々面倒くさいこともあるのですが(掃除は自分で、最後にシーツ類をクリーニング屋に出さなければいけないとか…)、今更ホテルに泊まる気にはなりませんなぁ。

 次はどこの部屋に泊まろうかなぁ〜なんて考えてる時がとてもシアワセ♪

パリの小さなアパルトマン パリの小さなアパルトマン

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2008年4月19日 (土)

悪夢のメトロ

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 パリを訪ねた回数もそこそこなので、だいぶ土地勘がついてまいりました。メトロも東京の地下鉄並みに入り組んでいるけれど、そこそこ把握しております。

 パリのメトロ、乗るときも降りるときもボタンを押して(旧式だとハンドルを回す)ドアを開ける。自動では空きません。

 入り口すぐのイスは折りたたみ式。空いているときは倒して座れるけれど、混んでくると誰ともなくイスをたたんで立つ。

 むろん、車内放送で次の駅がアナウンスされることはない。あ、でも1号線はされるなあ。超幹線だから。

 スリにご用心。経験者談(泣)。

 何本か線が乗り入れている駅の構内は複雑だが、乗る電車が何号線であるかと、その電車の行き先である終点駅名を覚えていれば、ひたすらそれを頼りに進めばよい。

 ひと駅の間隔が約1分と短い。

 電車の中で寝ている人などいない。

 メトロの切符でバスと国営鉄道の市内区域が乗車できる便利さ。

 日曜日には閉鎖されてしまう駅がある。

 そして、駅の改札では入るときには切符が必要だが、出るときには必要でない。
 こ…これが私に悲劇をもたらしました……。

 このように、出るときに回収されない切符は、ポケットにどんどんたまっていきます。ある朝、メトロに乗ろうとして改札をくぐり、ふとポケットに切符が数枚たまっているのに気づきました。どうせいらないからとまとめて通りがかりのゴミ箱に捨てました。そんな時に限って、パトロールと遭遇するのでございます…。
 渡仏歴10年超、車内で検札にあったのは初めての体験でした。どうして、切符捨てた時に限って遭遇するかな? 向こうからやってくる係員に焦りながらポケットをまさぐると、奇跡的に1枚の切符が! でも、古いやつだったんですねえ、その日のじゃなくて。でも、しらばっくれてその切符を渡しました。女性の係員だったんだけど、ちらっと見て戻してくれたので、「わ、ラッキー!」と思ったのもつかの間、その係員、歩き出しかけて「?」と思ったらしく、もう一回見せろと。今日のじゃないじゃないの! みたいなことを言われ、もう心臓ばくばくです。よ…よく見破ったな、はっはっは…。

 無断乗車をすると(パリでは改札を飛び越えたりすり抜けたりする人が多い)、罰金で40ユーロぐらいとられます。それは避けねば…と思ったものの、我が語学力では切符を捨ててしまったことを説明できず、「あら? 何でないのかしら?」みたいな演技を見せたり色々抵抗してみたけれど、しっかり取られましたよ、罰金。本当にキセルしたんならしょうがないと思わないでもないが、ちゃんと切符を通しただけに、悔しくてなりません。
 もちろん、メトロでは降りるまで切符を携行することを義務づけていますから、私って相当運が悪いですな。

 ああ、今思い出しても悔しい〜〜〜!



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2008年3月28日 (金)

白 夜

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 パリは緯度が高い。自然の摂理で、春から夏にかけては白夜である。これが私がいつも初夏にパリを旅する理由の大きなひとつ。

 写真は2003年の夏に行ったときにアパルトマンから撮ったもので、この時確か夜の10時頃だったと思います。うっそー!って感じですよね。夜10時にこの明るさ! うっかりまだ明るいから…なんて夕飯の準備をせずにだらだらしていると、気づけば8時…なんてことがよくありました(汗)。あんまり外が明るいものだから、まだ夕方…とか思ってしまうんですね。でもこの明るさは観光には大助かりな訳で、結構時間を気にせず遊べますね。夜ご飯を食べて、一息ついて、おりしも夜の10時。「ちょっと散歩しようか?」なーんて、こんな時間にぶーらぶら散歩しちゃうんですね。あんまり明るいものだから、夜遊びしても帰り道が何だか怖くない。

 逆に夜景を楽しむには不向きですか…。11時ぐらいじゃないと真っ暗にならないから、「セーヌ川ディナークルーズ」とかいってもこんなに明るいし(夜8時出航…)。“ディナー”つってもな。

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 夏が明るくて楽しい分、秋のパリはやっぱり暗い。朝も8時過ぎないと明るくならない。ちょうどその次期に語学学校に通っていたことがあり、朝の登校がつらかった。まだ薄暗いんだもん。当然夜も早いわけで、秋だともう寒いから散歩にも気が乗らないのですね。私の散歩のパターンに多い、「公園のベンチでまったり…」っていうのが、凄く寒いんです。ぶるぶる。


 やっぱり初夏だなぁ…、行くなら。

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2008年3月16日 (日)

パリに到着、手はじめに…。

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 本屋さんでパリ関連の本を探すも、最近は目新しいものにぶつからず、買おうと思うものに出会わなくなった。ひとしきり読み切ってしまったのだろうか?

 そんなわけで、人の本を読むより、自分の経験をつづった方が楽しいかも…と思って書き始めます。

 題して「ぶらぶらパリさんぽ」

 私のパリ、基本はアパート暮らし。ひとりで行くことが多いので、自炊ができるキッチン付きは絶対条件。ひとりでレストランはいるの苦手ですから…*

 いつもたいてい夕方にCDG空港についてからアパートに直行し、入居の手続きをしてから近所のスーパーマルシェに食料の調達。
・エビアンの2リットルペットボトル
・バター
・ハム
・サラダ用のざく切り葉っぱ
・トマト
・ドレッシング
・コーヒーと紅茶
・トイレットペーパー
あたりを買い込んで、さー、腹具合はどんなかな? どこかに食べに行っても地球半周のフライトのあとにはボリューム満点で食べきれないので、クレープを買い食いしたりしてお茶を濁します。

 翌朝は時差ボケで早起き間違いなし。なので目が覚めたら起き出して、近辺を散歩…なんて事もします。帰りがけにブーランジェリーでバゲットを買う。旅がふたりなら一本、ひとりならドゥミ(半分)で。バゲットじゃなくて、いつも買うのはトラディション。バゲットよりも重めで、外は固くて中はしっとり、とがった両端がかりかりで美味な伝統のパン。

「Bonjour. Une demi Tradition s'il vous plaît.」
(こんにちは。トラディションを半分くださいな)

 これがパリで毎朝交わす朝のあいさつになりました。
 マダムが専用のカッターでザクッと半分に切り、お店によっては細長い紙袋に、たいていは薄い紙にくるんでねじった簡単包装。運が良ければ焼きたてでまだ温かいバゲットに当たります。買いに行く時間によりけりなんでしょうけど、そのタイミングはいまだにつかみきれていません。手の中でほの温かいバゲットを持っていそいそと部屋に戻る時の幸福感。冷めないうちに食したい気持ちが足を小走りにさせます。

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