さんぽ

2016年3月 3日 (木)

レピュブリック広場[Place de la République]

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 パリに行くと、何とはなしに行きたくなるのがレピュブリック広場。フランス革命時に掲げられた“自由・平等・博愛”のシンボルである、マリアンヌの像がそそり立つ広場です。北マレにほど近く、サンマルタン運河もすぐそばなので、ぶらりと歩くのはうってつけの界隈でした。


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 マリアンヌというと、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」の絵の中で、半裸で旗を振っている女性です。フランス共和国理念の象徴たる女性像なのです。その台座にはフランス革命の重要な出来事のシーンがレリーフであらわされ、フランス革命の小説を読んでいる私には興味深い場所でもあります。


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 また、この広場はパリ同時テロの犯行現場からもほど近く、シャルリー・エブドの事件の時も、昨年のテロのあとも、この広場に人々は集って犠牲者を追悼したり、テロと戦うんだと声を上げた場所なのです。マリアンヌ像の台座周辺にはキャンドルやお花が捧げられ、メッセージなども多く見られます。追悼のモニュメントになっているのです。


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 さて、冬にパリに来たときに食べたかったもののひとつ、オニオン・グラタン・スープ[soupe à l’oignon gratiné]。このレピュブリック広場を囲むカフェのひとつで頂きました。前菜としてメニューに載っていますが、私は単品でオーダー。私のイメージよりもスープの中にパンがぎっしり入っていて、まさに食べるスープ。これが前菜でこのあとメインを食べるとか、小食の私にはとても考えられません…。アッツアツを、ハフハフいいながら食べました。玉ねぎのスープがとっても濃厚でしたよ。


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2015年3月 9日 (月)

メトロ14号線のリヨン駅

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 パリのメトロでは一番新しい14号線は、建物もホームも近代的で快適です。8区のサンラザール駅からセーヌ川沿いに右岸を通ってクール・サンテミリオンでセーヌ川を渡り、14区のオリンピアード駅までと割と短い路線なのですがたった9駅しかありません。なので急行並みにばんばんパリを横断するので、なかなか便利でもあります。シャトレ駅の次がいきなりリヨン駅なのです。
 余談ですが、パリのメトロで所要時間を考えるときは、大体ひと駅1分で計算してみてください。駅の間隔が短いのです。電車の来る間隔も東京の地下鉄並みです。
 パリに行くと必ず立ち寄るベルシー・ヴィラージュの最寄り駅なので今回も使ってみました。


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 始発のサン・ラザール駅から乗ったんですが、途中のリヨン駅で目が点…。もともとパリのメトロのホームは時々独創的なものがあって驚かされますが、ココはまた別格。だってホームにジャングルが…。前からこんなだったっけかな?


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 正確に言うとホームの向こう側、サン・ラザール駅からオリンピアード駅に向かう線の進行方向向かって左側です。あんまりビックリしたんで、わざわざ下車して写真に撮りました。いやー、フランスはやることが自由だわ。なんかのアトラクションに乗っている気分になりました。地下空間というのは閉塞的だから、こんな風になっていたら驚くけど緑の空間で憩いにもなりますね。


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 ガラス越しで写真今ひとつですが、機会があったら通ってみてください。




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2015年2月23日 (月)

プティ・パレ美術館[Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris]

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 そういえば行っていなかったなぁ…と思い立ってグラン・パレに行ったのですが、当日なにやらファッションイベントらしきものがあって、モードな服をまとった華麗な人々やマスコミで賑わっており、入館を断念。しょうがないから向かいのプティ・パレにでも行ってみるか…とふらりと入ったのですが、ここがまたメチャ良かった。


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 まず、私の大好きな入場無料(常設展示のみ)。そして広い吹き抜けに展示された彫刻作品も素敵で、憩いの中庭にむかってカフェまであってなごみます。小腹が空いていたのでカフェでおやつタイム。カプチーノ・グルマンです。プティ・フールがいくつか付いたいわゆるカフェ・グルマン。ちょっとした食事も取れそうでした。大きく茂った木々が魅力的な中庭も気持ちよかったです。


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 展示されている絵画は小さなものから大きなものまで、けっこうな数。来館者もそう多くはないので、ゆっくりと落ち着いてみられるのも良いですね。赤いジャケットを着た係員さんがいて、多分聞いたら展示品の説明をしてくれると思うんですが、まだまだフランス語がね…。でもにこやかに話しかけてきてくれましたよ。


 さて、私がズキュンと胸を打たれた大作が2つ。サーカスを描いた絵と、在りし日のレ・アル市場を描いた2作品。特にレ・アルを描いた作品の活き活きとした迫力がたまりません。ずっと観ていても見飽きません。これをまた眺めに来よう、と思っています。


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 建物自体が1900年のパリ万博用に建てられたもので、その時代のロマンチックな作りも魅力です。この吹き抜けの階段の手すりとか、凄く優雅。そういえば、昨年のユニクロ、イネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボ商品の写真も、ここで撮られていましたね。


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 偶然とは言え、またお気に入りの場所を見つけて嬉しかった、この旅の収穫でした。





プティ・パレ美術館
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris

Avenue Winston Churchill - 75008 Paris
メトロ:1号線・13号線 シャンゼリゼ・クレマンソー
    RER C線 アンヴァリッド
開館日:火曜〜日曜日 10:00〜18:00
    金曜日 10:00〜21:00(常設展示のみ)
休館日:日曜日・月曜日・祭日

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2014年11月 3日 (月)

フリーメイソン博物館

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 自分でもまさか…って思うんですが、フェイスブックでここに行って来たと書き込んだら友人達がえらい反応で。特にダン・ブラン作品のファンに大きな反応が。いやぁ、なかなか希有な場所に行って来ました。


 “秘密結社”って言われるぐらいだし、フリーメイソンの博物館があるなんて知らなかったのですが、たまたまブログを通じて知り合った方に教えてもらい、興味津々で行ってみました。


 9区のCadet(カデ)駅からほど近い通り、その名もカデ通りにその博物館はあります。ちょっとした商店街で、地元臭がプンプンの、観光客はいませんよ的ムードにあふれ、なんだか歩いていても街ゆく皆さんの視線が痛いのです(笑)。どうみても博物館のような建物があるとは思えない街並みで、通り名さえ分かればすぐ見つかるだろうと軽く考えて番地も覚えずに行ったので、なかなか見つけることが出来ませんでした…。

 博物館という名前から勝手にいかめしい建物をイメージし、いやいや、地味な扉から入る美術館もあるし…などと悩みながらウロウロする様がよけい地元の皆様に怪しがられ、そして遂に見つけた博物館は、その通りに似合わぬ近代的なビルディングでありました! 通ったはずなのに見落としてたわ、すっかりね。それでもなお入口のドアが分からずオタオタしてみたり、やっとこさ入ったホールが広すぎてさまよい、ようやくたどり着いた博物館入り口。…あ、すいません、入るのすらためらわれるような雰囲気で(笑)、勇気が出なくて建物の写真を撮れませんでした…。


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 そもそも、英語なら団体名であるフリーメイソンリーは“Freemasonry”となるので、ついついその字面を探していたのですが、フランス語ではフランマソヌリ“Franc-maçonnerie”だったので、看板がちゃんと出ていたのに気づきませんでした。


 さてさて、受付のおじさんに入場料6ユーロを支払い、薄暗い館内を見学してまわりますが………わからない。全く分からない。
 そもそもフリーメイソンがどういう団体か、おぼろげな知識しかなかった。しかも秘密結社とか黒いとんがり帽子とか、ほとんど「ムー」的な知識ばかりで(笑)、シンボルマークの意味すら分からず、ここに来る前にもっと理解してくるべきだったと後悔。まぁ、帰ってからウィキってみたけど、結局よくわからないままだったから同じかもしれませんが…。

 数々の書簡やシンボルマークの入った食器類や、著名なフリーメイソン会員の肖像画、儀式に使う道具や衣装などが展示されています。奥の部屋には風刺画が沢山展示されていましたが、全く意味が分からず…。もう頭には謎の儀式とか、怪しいなにがしとか、くどいようですが「ムー」的知識しかなかったので、風刺画とはいっさい脳内情報がかみ合わず。


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 一応聞きかじりでフリーメイソンについて説明しておきますと、自由・平等・友愛をスローガンとする団体で、ナポレオンやモーツアルトもその会員だったという秘密結社。その活動は会員以外には秘密とされていて、映画や小説などでもミステリー的に取り上げられることが多いですね。ダヴィンチコードなど、ダン・ブラウン氏の作品で興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。


 でもまあ、ふうん、とか、へぇ~なんて思いつつ、それなりに楽しんで来ましたが。受付の横にはお土産品もいくつか売っていましたが、欲しがりそうな人が思いつかなかったので買いませんでした。まさかあんなにFBで食いついてくる人たちがいるとは…。


 謎多きフリーメイソンの博物館など、変わりダネですが行かれてみてはいかがでしょうか…。


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フリーメイソン博物館[Musée de la franc-maçonnerie]
 16 rue Cadet 75009 Paris
開館時間:火曜日~金曜日 10:00~12:30/14:00~18:00
     土曜日 10:00~13:00/14:00~19:00
     日・月・祝 休館
メトロ:7番線Cadet駅/8・9番線 Grands Boulevards

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2014年8月11日 (月)

モン・サン・ミッシェルの橋

 ブログの更新を怠っているので、各方面からどうしたの?とか、待ってますとかのお言葉に胸が痛む毎日です…(笑)。


 今年に入って、数人の方からパリ旅行についてご質問など頂いたりすることがあり、私が知る限りのことをお伝えしているのですが、正直、これが嬉しくて。ついついお返事も長くなりがちです。

 私はもうパリに出かけるのが当たり前のようになってしまって、ヨーロッパ旅行や一人旅に何の抵抗もなくなってますが、友人などと話していると、ヨーロッパ旅行は夢のようなこととよく言われます。今まで行けるような気がしてなかったけど、いつか私と一緒になら行けるような気がする!とまで言ってくれる人もいます。

 早く一緒に行けると良いなぁと思いつつ、パリに行きます!という方の不安を取り除くために何かアドバイスできて、その方がパリを楽しんでくれたら、このブログをやってきた意味がそこにあるのだととても嬉しい気持ちでアドバイスさせていただいてます。住んでいるわけではないので、旅行者目線だし私が知らないことも多いと思うのですが。


 そして今年も9月にパリ旅行を決めました。ユーロが高すぎてびびっていたのですが、行くと決めて以降、ユーロがじりじり安くなってきています…。下がれ下がれ、もっと下がれと念じる毎日。


 さて、話はパリから離れますが、先日かの世界遺産、モン・サン・ミッシェルに続く道路の代わりに橋を作ったという壮大なニュースを見ました。さてその写真がこれ。

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 今までの堤防の道は砂の堆積を招いてしまい、満潮でぐるりと海水につかることが少なくなったことが原因とかで、新たにこの橋を作って堤防を壊し、満潮で海につかる島を作り出したいようです。しかし、何だか無粋……と思ってしまうのですが、どうでしょうね?


 昔々、まだ島まで直接車で行けた頃訪れたことがあるのですが、最寄り駅から乗ったバスが堤防にさしかかり、その先にモン・サン・ミッシェルがそびえる姿はとても感動したものです。そんな古い写真も載せてみます。

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 当時はまだテレビなどで見るような混雑もなく、のんびり観光できましたが今は凄そうですね…。今年も丁度満潮の日にフランスにいるんだけどな……。

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2014年6月12日 (木)

ポン・デ・ザール[Pont des Arts]

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 サボり癖というのは恐ろしい物ですね…。更新をまた随分とサボりました。月日が経つのは本当にはやいものです…。


 さて、今日AFP通信のwebニュースで残念な記事を読みました。

 パリの名所となっていたポン・デ・ザール「芸術橋」が通行禁止になったというもので、大好きな橋だっただけに残念でなりません。


 ポン・デ・ザールといえば、以前にも記事にしましたが、鉄と木で出来た歩行者専用の橋で、ルーブル宮と国立芸術大学のあたりを結ぶ橋。橋の上にはベンチが置かれ、夕方頃このベンチに座ってまったりとするのが大好きでした。


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 ところが、208年頃からこの橋の欄干に恋人達が南京錠を取り付け、その鍵をセーヌ川に投げ捨ててふたりの愛を封印する、というのが流行りだし、今では欄干にびっしりと取り付けられた南京錠が異様な風景を作り出しています。で、その取り付けられた鍵の重さに耐えきれず、橋の一部が崩壊したというニュースでした。

 これを機に南京錠がすべて撤去され、取り付けが禁止され、元の美しい景観を取り戻すと良いのだけど…と願わずにはおれません。


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 上から3枚までの写真は以前にもアップしたことがある、2008年当時のポン・デ・ザールで、この頃は芸術橋の名に恥じない、芸術作品を掲示するような場所でもありました。セーヌの川風が気持ちよく、ここから眺めるシテ島のポン・ヌフの姿が大好きでした。9月に撮った写真ですが、この頃はまだ鍵はかかっていないですね。


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 この写真の2010年には鍵がちらほら…。この当時はまだへぇ〜なんて呑気に考えて記事にしていたけど、事ここに至るとちょっとねぇ…。


 さて、今度パリに行った時はどうなっているでしょう?

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2014年3月 4日 (火)

エコール・ミリテールの中

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 久しぶりの更新になりました。ながらくブログをほったらかしていて、相変わらず各方面にご心配をおかけしております。


 さて、昨年もばったり出くわした、ヨーロッパ文化遺産の日[Journées européennes du patrimoine]に今年もばったり出くわす、しかも同じエコール・ミリテールで!という偶然になにやら縁を感じます。昨年書いた記事はこちらですが、この日は公共施設がなにやら開放されるようです。エコール・ミリテールも開放されておりましたので、いそいそと中をのぞいて参りました。こんな機会は滅多にないですからね。


 エコール・ミリテール、陸軍士官学校なので、中では昔の軍服を着て士官に仮装した人たちがたくさん。練兵のデモンストレーションがあったり、「ナポレオンの陣営」みたいな場面を再現している所などもありました。元帥っぽい人がiPad持ってますけどね…。


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 練兵のデモンストレーションは、半分コメディーなのか真面目なのか分からないのですが、ぴちぴちした若い兵士とおじいさん兵士と(笑)、やっぱりおじいさん兵士が何となくもたつく感じがおかしかったです。帽子の羽根も若干曲がってますしね…。動画を撮ったので見てください。



 こういったお祭りっぽい催し物と、あとは館内を自由に見学できます。建物の中では陸軍グッズが売られていたり、陸軍士官学校の歴史を展示した物などが見られ、たくさんいる馬の厩舎も見学できます。やはりここが一番人気。厩舎なんてなかなかのぞけないので、馬好きの私も興味津々でした。一方では馬具をしまっている倉庫、馬場、蹄鉄を直す様子なども公開されていてなかなか興味深い。


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 私は食べませんでしたが、食堂も開放されていたようでテラスに出されたテーブルで食事をしている人たちがたくさんいました。


 エコール・ミリテール越しに見るエッフェル塔もなかなか見られない姿。なかなか楽しいヨーロッパ文化遺産の日に出会えて満足。他の公共施設も公開されるのだから、もしまたチャンスがあったらちゃんと下調べして行きたいですねえ。

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2013年11月17日 (日)

フランス王家の墓所

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 今回の旅は本当に雨に降られる日が多くとても残念なのでしたが、天気が良くなったら行ってみようと思っていたのがサン・ドニ大聖堂[Basilique de Saint-denis]。パリ郊外にある大聖堂ですが、メトロで行けるのです。

 なぜサン・ドニ大聖堂なのか?というと、ここにはなんと歴代フランス王家のお墓が勢揃いなのだからです。古くはノストラダムスの大予言で知ったアンリ二世、小説で知った太陽王・ルイ14世、ベルばらやフランス革命で知ったルイ16世とマリー・アントワネットなどなど、これまで小説などで読んできた多くの王家の人たちのお墓が一同に会しているというのだから、行ってみたくなるのも当然です。


 というわけで、ようやく晴れた日曜日の朝、メトロの13号線に乗ってBasilique de St Denis駅で下車。でも実はパリ郊外の、特にサン・ドニ地区の治安はあまりよろしくありません。一人で行ったので道に迷ってはならないと、Googleの地図+ストリートビューでメトロの駅から大聖堂までをしっかり予習!……したのですが、駅の出口がその地図と違う場所にあり、まさかの迷子…。日曜日のマルシェで混み合う街中を心細くさまよう私…となってしまいました。


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▲大聖堂前の広場。右に見えるのは市庁舎です。きもちいいー!


 さて、そんな災難にもめげず、やってきました大聖堂。そもそもここは、モンマルトルで迫害から斬首刑に処せられたフランスの守護聖人サン・ドニが、首を切り落とされた後も自分の頭部を拾って説教しながら歩き、たどり着いたという村で、聖人の名をとってサン・ドニ村とされ、サン・ドニを祭った聖堂が建てられたというわけです。サン・ドニの像は、ノートルダム寺院の扉にも彫刻されていますので、手に自分の頭を持った人の像を探してみてください。


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▲こちらはノートルダム寺院のファサードに彫刻されたサン・ドニさん。


 この日は王家の墓所であるクリプト[crypt]へ入れるのが12時からということで、チケット売り場の列に並んでみました。ところがいざお金を払おうと思ったら、無料だって言うんですよねぇ。なぜか分からなかったけど、ラッキーです。この日が特別なのか、いつもそうなのかは分からないのですが、30分ごとに始まる3つあるガイドツアーに参加するようになっておりまして、それぞれツアーの趣旨が違うんですね。その時間割とガイド内容が書かれたパンフレットをいただき、どれにしようかな?と。まあどうせ、聴いてもフランス語だからほとんど分からないだろうし…というので、「ルイ16世とマリー・アントワネット―発掘の歴史―」というコースを選択。女性ガイドについて行き、ルイ16世とマリー・アントワネットの像の前で説明を聞くも、やっぱり半分ぐらいしか分かりませんでした。この説明の後は自由行動で見学できます。


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▲大聖堂裏の薬草園。緑がいっぱいできれいな庭でした。


なんか長くなってきた…ふぅ。

 なにせフランス王家の3〜4人をのぞくほとんどの王・王妃・王子・王女たちの墓所ですから本当にたくさんのお墓の数。大聖堂の則廊には生前の姿を彫った石像付きのお墓がずらりと並び、アンリ二世とかカトリーナ・メディシスなどのお墓が見られます。仰臥像がたくさん並ぶ中、ルイ16世とアントワネットの祈りの像もありました。教会を飾るステンドグラスから漏れる光が、とても美しく墓所を彩っています。う〜ん、美しい。


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▲あっちにもこっちにも仰臥像…。ちゃんとどなたのお墓か案内もあります。


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▲中世っぽい像ですね。誰だったかな?


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▲中にはこんなゴージャスタイプも。


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▲件のガイドはこのルイ16世とアントワネットの祈りの像の前で。


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▲ステンドグラスは必見です。かなり美しい。




 一方、地下のクリプトに繋がる階段を降りると、薄暗い中にお墓が点在しています。ひとつの小さな礼拝堂に立派な彫刻と共に祭られているお墓もあり、太陽王・ルイ14世のもそのようなスタイル。ひとつちょっとぞっとするのは、ルイ17世(ルイ・シャルル)のお墓は壁に設置されているのですが、一緒に彼のミイラ化した心臓のかけらが透明のガラスの壺に収められて飾られていることでしょうか…。

 他にもルイ16世とアントワネットのお墓は黒い大理石の石碑で並んであったり、王家ではないけれども、聖人サン・ドニのお墓もありました。薄暗い中にも照明が美しく灯っていて、なかなかに荘厳な眺めでもありました。

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▲やってきました、黄泉の国…って感じです。


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▲ルイ14世の墓所。太陽王にふさわしい豪華さ。


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▲まん中でふたつ並んでいるのがルイ16世とアントワネットのお墓です。


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▲厳粛で美しい墓所のライトアップ。


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▲もちろん聖人サン・ドニのお墓もありますよ。歴史を感じます…。


 興味のある方にはとても面白い場所だと思うのです。行く前に、大聖堂のサイトから日本語の案内書を印刷して持っていくと良いかもしれません。時々置いてなかったりしますからね。あと、脅すようですが治安はやはり良くない場所です。メトロに乗っていてもその雰囲気はちょっと怖いです。荷物には十分注意して、のんびりした旅行者ムードをかもし出さず気を引き締めてくださいね。
 私なんか最悪にも迷っちゃって有色人種しかいない雑多なマルシェの中をさまよい歩くはめになったのは怖かったのですが(笑)、怖い目に遭うようなことはなかったです。運が良かったのかもー!
 もともと方向感覚はある方なので、何とか位置を把握し、たどり着くことが出来たのは良かったです。思うに、駅が新しかったので、Googleの地図が作成されたときと出口が変わってしまっていたのでは? 後で地図と見比べても、やっぱり違いましたから。もし行かれる方は、出口を出たら左に左に、人の向かう先にお進みください。それでたどり着くと思います。



サン・ドニ大聖堂[Basilique de Saint-denis]

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2013年6月22日 (土)

Journées européennes du patrimoine[ヨーロッパ遺産の日]

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 もの凄く久しぶりの更新にしてしました…。イカンですね…イカンですね……。


 昨年、いつもの6月ではなく、9月にパリに行ってみて、面白いイベントに遭遇しました。土曜日の朝、マルシェに行った買い物帰りに、エコール・ミリテールでは軍服を着た兵隊さんがなんか行進中…。あまりのかわいらしさに立ち止まってしまったのですが。エコール・ミリテールとは元々はナポレオンも在籍していた旧陸軍士官学校で、現在はフランス軍の諸機関や士官養成所があるようです。ですので、このような出で立ちの兵隊さんがサービスしてくれるわけですね。


 あとで調べて分かったのですが、「ヨーロッパ遺産の日(Journées européennes du patrimoine)」とか言うイベントで、パリ市内の普段は入れないような公共施設内を見学できるようなイベントでした。ヨーロッパ全土で広く行われているようです。そういえば、そのあと行ったオテル・ド・ヴィルでは、市庁舎の入口に人の列が出来ていた…。

 何々? 観てみたい(笑)。


 今年も9月14・15日で行われているようです。ちょうどその時パリに行く予定なので、今年はちゃんと調べて行ってみようと思っています。サイトがありましたが、正式オープンは7月15日とのこと。


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 しかし軍服着たおじちゃん達の可愛いこと。ほほえましい、の一言です。なんだかコメディー映画を観ているようで。門番の衛兵もこんな格好をしているので、隣に並んで写真を撮ってきました。門番さん、にこりともしないいかめしいお顔でおつとめされてましたが、いざ写真を撮るとなるとちゃんと目線をくれました(笑)。エライ!



Journées européennes du patrimoine

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2013年4月10日 (水)

フランス革命をたどる

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 フランス革命については、少女漫画の「ベルサイユのばら」や「マリーベル」でしか知ることがなかったけど、これだけフランスに興味が出てくるとやはりもっと知りたくなってしまいます。簡単そうなところでカラー図説の本なども買ってみましたが、あえなく途中挫折。

 そんなおり、「小説 フランス革命」という本に出会い、またダメかも……と思いつつ第1巻を買って読んでみると、これがもうビックリのおもしろさ。あっという間に読み尽くしてしまい、次の刊行を待ち望む状態です。単行本で全12巻の大作で、前半の6冊分が昨年から今年にかけて9冊に分けて文庫化されていたのを読んでたのですが、後半は現在単行本が10巻まで発売されていて、これが文庫になるにはあと2〜3年かかるのか?とちょっと落胆中。

 しかしおかげでフランス革命は良くわかりました(まだ途中だけど…)。ベルばらは王室から見た革命の成り行きがメインだし、マリーベルは貴族から見た革命。でもこの「小説 フランス革命」は革命家達から見た目線。ベルばらの影響でミラボー伯爵は悪役かと思ってたけど、この本を読んで印象はずいぶん変わりました。なんで右翼と左翼というのかも分かっちゃいました。そして何より、人権宣言のくだりのすばらしさにはちょっと感動しました。更に付け加えるなら、文庫本の各巻末にある豪華執筆陣による素晴らしい解説。篠沢教授ってクイズダービーで賭けてるイメージしかなかったけれど(失礼な…)、教授の解説は素晴らしく良かった!

 とにかく、まるで作者がその場にいて見てきたかのような描写は圧巻です。
 そんなわけで、すっかりフランス革命に興味が湧いたわけで、前回のパリ旅行のテーマは「フランス革命をめぐる旅」でした。


 パリに行くたび必ず寄る「カルナヴァレ博物館」。大好きな美術館ですが、ここの3階にはフランス革命のコーナーが。今までテキトーに流していたこのコーナーをねっちり見学。革命劇の登場人物達の肖像画も多く、これもねっちりカメラに収めるなど、怪しい行動をしてまいりました。


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▲ミラボー伯爵


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▲デムーラン


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▲ダントン


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▲ロベスピエール


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▲1789年の人間と市民の権利の宣言(人権宣言)


 また、サントノレ通りはジャコバン派の拠点であった修道院やフイヤン派の拠点など、革命ゆかりの地が点在する聖地(笑)。パリ市内には歴史的に重要な場所にはそれを説明する看板があって、それらを探しつつ散策。オデオン界隈では駅前のダントンの像やデムーランの住んでいたアパルトマン跡なども巡ってみたり。

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▲デムーランが住んでいたアパルトマン前の看板。この看板があったらなにか歴史的な場所、と分かります。


 タイムスリップして当時のパリに行ってみたい…と夢見ています。

「小説 フランス革命」

カルナヴァレ博物館

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