2008年7月 1日 (火)

サバンナの大行進

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 パリの南東部に植物園があります。高山植物園、熱帯温室、花壇、動物園など、様々な見所を持つ、素敵な公園。パリ滞在中、一度は必ず行くかな。詳しくは右欄の「パリの公園さんぽ」にてご紹介しております。

 その植物園に隣接して、「国立自然史博物館—Muséum National d'Histoire Naturelle」があります。様々な生き物の進化の過程などを標本にしてあったり、それはそれはたくさんの……昆虫標本からほ乳類や魚類の剥製、巨大な生物の骨格やらが展示されています。広くて広くて、全部しっかり見て回ろうと思ったら、かなり時間がかかります。

 中でもウリのひとつは、吹き抜けのフロア中央にある、サバンナの動物の行進です。
 それが上の写真なんですが、フラッシュ焚けないし、三脚ないし、薄暗いしでうまく撮れないのですが、色々撮った中では一番いい写真をアップしました。

 なかなか迫力じゃありません? ゾウとかキリンとか、あんなに大きな動物の剥製が、まるで生きているかのように演出されて陳列されています。さすがにさわるのは禁止ですが、間近で見る迫力は凄いモノがあります。


 ところが、私はどうも標本とか、剥製に弱いらしいです。2度目にここを訪れたとき、途中で急に気分が悪くなったんですね。なんだろうか? 何か感じちゃうんですかね? イギリスの大英博物館に行ったときも、それまで何ともなかったのに、ミイラの展示室で急に具合悪くなりつらかったのを覚えています。なんか死者の匂い…みたいなのに弱いのかも。パリの町歩き中に剥製屋さんの前を通ったときもちょっとイヤだったし。

 話がそれましたが、ここはミュージアムショップも充実してるので、小さい男の子とか、楽しいお土産が買えるかも。子供は楽しい博物館だと思いますよ。もちろん、大人も!


うしろにいるのだあれサバンナのなかまたちうしろにいるのだあれサバンナのなかまたち


著者:accototo

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2008年6月23日 (月)

Princess DIANA

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 97年にパリに行ったとき、それはイギリス皇太子妃・プリンセス・ダイアナが事故死された直後でした。

 事故が起こったのは、セーヌ川にかかるアルマ橋の近くのトンネル内。右岸側の橋のたもとに地下道の出口があり、そこには炎のオブジェが立っています。

 夜のパリを観光すべく、タクシーでシャイヨー宮に向かったときにそこを通ったのだけど、タクシーの運転手さんが「ここがダイアナが亡くなったところだよ」と教えてくれて、翌日あらためて行ってみました。

 その炎のオブジェの周りには、たくさんの花、メッセージ、写真、カードが添えられていました。トンネル出口の欄干には「Diana, we'll never forget you」と書かれていて、切ない涙がこみ上げてきたのを覚えています。多くの人に愛されていたんですよね。本当に残念です。

 ダイアナ妃がチャールズ皇太子と日本に来たときにも、カメラを持ってパレードを観に行きました。何だか凄く興奮したんですけど、結構ファンだったのでしょうね。イギリスに行ったときも、チャールズ皇太子とダイアナ妃がかつて暮らしていたケンジントン宮殿をちゃっかり観光。宮殿内部が見学できて、ドレスなんかが見られるわけですよ。

 今ではこういった張り紙なんかはないわけですが、ここを通るたびに切ない気持ちになります。


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2008年6月11日 (水)

Le singe[おさるさん]

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 アフリカに植民地を持っていたフランス。パリ南東にあるヴァンセンヌの森にある動物園では、アフリカチックなお猿さんをみた。何て種類のサルだろうね? 私たち日本人はは「サル」と言われたらすぐさまニホンザルを思い出すのでしょうが、フランス人はどんなサルを思い浮かべるのでしょうか? 名作『母をたずねて三千里』はイタリア人の話だけど、マルコの相棒・アメデオはなんか写真のサルに似てますよねえ。でもあれは南米のサルか。


 こんな話をはじめたのも、フランスの地方都市・ディジョンで衝撃的なサルに出会ったからです。
それは今にも襲いかかってきそうな怖いサル。目はカッ!と見開き、口を開けて赤い舌を見せ、左手は今にも獲物に手をかけようとしている……ぶるぶる。でも洋服着てるんだよなぁ…。

 それがこれです。


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 はい、メリーゴーランド。ディジョンの街の広場にありました。怖っ!
 こんなに強面じゃあ、子供も近寄らなかろうに…と思いながら広場のカフェでお茶してたら、なんと、男の子がメリーゴーランドに乗りたいとだだをこねていた。しかも、そのサルに。最初はサルが怖くて泣いているのかと思ったら、彼はどうしてもそのサルに乗りたいんだとさ! お…おどろき! 怖くないのかい、坊や? 念願かなって、乗っていましたよ、そのサルに彼は。
 いや〜、子供心ってわからんねぇ。

 何で楽しいイメージのメリーゴーランドにこんな怖いサルがいるんでしょうか? フランスの懐の深さを感じます。

 とか感じ入っているうちに、今度はパリ市内でこんなサルに遭遇。


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 ギョギョギョッ! 怖すぎる〜。おばちゃん顔だけど。でも、明らかにこれは子供がまたがって乗るオモチャ。木馬ならぬ「木サル」ですよね。こんな怖いのに子供がキャーキャー言って楽しそうにまたがるんでしょうかね? んー、ワカラナイ。

 フランス人のサルに対する共通認識が知りたくなりました。


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2008年5月18日 (日)

Pont Neuf[ポン・ヌフ]

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 セーヌ川にはたくさんの橋が架かっていて、それらを楽しむなら、バトー・ムーシュのようなセーヌ川遊覧船で、いくつもの橋の下をくぐる観光がいいと思うのだけれど。

 私はそれらの橋を渡って楽しむのが好きです。実は橋フェチ。お気に入りはポン・デ・ザール。車の通らない板張りの橋で、橋の真ん中にはいくつかのベンチまで置かれている。鉄と木で作られた華奢な(石造りの他の橋に比べたらね…)この橋は、なんだか風通しも良くて、実に気持ちいい。

 このベンチに座って、ボーッと、ただボーッとセーヌ川ごしにポン・ヌフを眺めるのが好きなんです。ポン・ヌフはパリで一番古い橋。実はこのポン・ヌフが一番のお気に入りの橋でして、その眺めを楽しむためにポン・デ・ザールに行くのです。

 pont(橋)・neuf(新しい)。できた当時は橋の両側に家が張り出ているようなスタイルのものだったそうで。パリの繁華街、社交場のようなにぎやかな場所だったのだとか。その当時を描写したくだりが、私のパリ・バイブルともいえる『アンジェリク』という小説にある。その活気が、またたく間に私をパリの虜にしたわけで。現在も残る橋の真ん中にあるアンリ2世の像の下で、大マチューが歯医者のデモンストレーションをする…小説の中にあるそのシーンを想像しながらポン・ヌフを歩いて、アンジェリクが手伝った花屋がここにあったかな?とかなんとか、ひとり小説の世界に浸るしあわせ。ひぃ〜、オタク! あ、有名な映画の方は見ていないんですけどね…。『ポンヌフの恋人』? それはまたいつか…。

 橋の真ん中の突き出た部分からは階段を通って下の公園に行けまして、そこでまったり…というのも乙なモンです。木が茂って木陰がたっぷり。または川縁で日光浴。人が多いけどね…。数年前にお化粧直ししてどす黒かった橋が真っ白できれいな橋に変身。ホントにきれいだね。

 ポン・ヌフとセットで楽しんでいたのが、橋のたもとにあったデパート「サマリテーヌ」。家庭用品のかわいいものとかがあって、とっても好きなデパートだったんですけど、改装とかでもう何年も閉まったまま。ここ2年パリに行ってないけど、どうなったでしょうか? ホント、フランスって“改装中”で何年も閉まっちゃう凄いところだよなぁ。物事のタームが長い。オランジェリー美術館とか、何年待ったことか。


 ヨーロッパ独特の低くたれ込める雲。その重量感と石造りの橋の重量感、歴史の重量感。うぁー、パリに来たなぁ〜……と感じさせる眺めなのです。

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2008年5月 3日 (土)

L'Église[ 教 会 ]

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 パリの街歩きで、休憩所代わりに使ってしまうのが、街の至る所にある教会。最初の頃は信者でもないのに入っていいのかなぁ? などと思いながら、ドキドキして扉を開けたものです。もちろん、来るもの拒まずなパリの教会は、信者でなくても入れます。

 ノートルダム寺院、サクレクール寺院、マドレーヌ寺院、サン・ジェルマン・デ・プレ教会、そして映画『ダ・ヴィンチ・コード』で知られるサン・シュルピュス教会。観光地として有名なところは観光客も多く、名建築・名画を含めて見所満載。ステンドグラスや宗教画をゆっくり楽しんだあとは、信徒席に座って休憩…なのです。

 これが、とっても憩いの時間になります。ただボーッと、祭壇を見つめて考え事をしたり、あるいは何も考えなかったり。またたく間に時間が過ぎていく感じです。落ち着くんですよね、ひんやりとして静かだし、やはり神の家とは何か感じさせるものがある場所です。

 週末にはパイプオルガンを聞かせてくれる教会があれば行ってみたり、朝のミサに参列してみたり。無宗教の私には「おごそか」なあの雰囲気が“神とは何か?”を考えさせられるひとときです。荘厳なパイプオルガンの音色、清らかな聖歌隊の歌声、言葉は分からないけれど石の教会に響く司祭様の声。ものすごい非日常を感じさせられます。

 ま、そんな時もあれば、基本的に建築物としての教会マニアな私は、地域密着型の教会を訪れることも忘れない。お気に入りは、サン・ポール・サンルイ教会。サン・ポール駅のすぐそばにあるのですが、マレ地区の散策のあと、サンタントワーヌ通りに向かって路地を歩いていたときに、突然正面に美しいファサードが現れ、すっかりその美しさに見せられてしまったことがありました。


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 雨上がりの薄もやの中に浮かび上がるグレーと黒のコントラスト、太陽のモチーフ。あまりの印象的な出会いに、この教会に一目惚れ♥ 入ってみて、中も素晴らしかった。この教会の前で結婚式に遭遇したこともあります。

 他にもおすすめは、入場料を払わなければいけないけれど、そのステンドグラスの美しさが圧巻のラ・サントシャペル(シテ島にあります)。ここはBGMに懐かしの「グレゴリアン・チャント」が流れていて、思わずお土産にCDを買っちゃった事があります。家で聴いてもあの時の感動は得られませんでしたが。
 あとは、レ・アルにあるサントゥスタッシュ教会。私はここでホームシックから救われた。5区のサン・メダール教会も小さいけれどアジのある教会。マドレーヌ寺院も、外側の建築様式だけでなく、中に入ったらちょっと凄いっすよ。


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 ザ・教会マニアなのでした。


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2008年3月19日 (水)

街並みを歩く

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 ブログタイトルが「さんぽ」なのに、食べ物のことばっかしや…。軌道修正いたしまして、散歩ネタ。

 パリではとにかくよく歩く。景色が良いからかあきないからか、毎度「歩け歩け大会」になってしまいます。だからメトロの定期券・カルトオランジュを買っても、最後の方は元を取るのに必至なってしまいます。以前、観光ルートではない、パリのいろんな散歩ルートを紹介した本を読みまして、“踏破すべし!”と熱く燃え、初パリ以来使い続けてぼろぼろの地図にルートをマーカーで囲み、実践。写真は私の愛用地図。マーカー記入済み。もう10年以上前の地図なんですけど…。

 道の名前の由来や町並みの紹介などが書いてあった本なので、思い出しながらフラフラとパリ中をさまよい歩きました。中でも記憶に残っているのは、13区ビュット・オ・カイーユ一帯の散策。歩き始めてすぐ、刑務所の外壁沿いに歩きました(笑)。人気もなく、この向こうが刑務所…と思うとなんとなくひやりとし、こわごわ進むのでした。地元の人からはかなり怪訝に見られていたと思います。

 ビュット・オ・カイーユ街は町並みが古いんですね。パリには珍しい一軒家みたいな町並みが続くんです。パリの中の田舎…って感じですか。ぶらぶらさんぽにはもってこい。でも、住民のよそ者を見る目が痛い…。地図片手だし…。観光客なんて来ないんでしょうけど。視線がいたくて、写真を撮れなかったのをいまだに悔いております。ええ、ええ、小心者ですとも。

 パリで散歩が楽しいと言えば、やっぱり公園です。パリの公園の魅力にはまっております。そこら辺の詳しいことはコチラをご覧ください。公園をぶらぶら、ベンチでまったり…、芝生でごろり、ピクニックも良いね! う〜ん、パリって素晴らしい!

 それにしても何でそんなに歩くかというと、パリってそもそも山手線の中に収まるぐらいの大きさで、結構歩いてどこでも行けちゃうんですね。メトロのひと駅の間隔も1分弱だから、歩いたところでさほどの時間はかからない。歩くのはちっとも苦にならないので、景色を楽しみながらぶらぶらするのが極上の楽しみであります。

パリの横町・小路・裏通り―日本人が知らないパリの素顔パリの横町・小路・裏通り―日本人が知らないパリの素顔

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