クレモンティーヌ[Les clémentines]
初夏に行くパリには、ベリー類が見事な赤い色で八百屋さんの縁台を彩っています。初秋に行くパリでは、桃やミラベルが目に付きます。さて、冬に行くパリにはどんなフルーツが?と楽しみにしていたら、いくつかあるフルーツ達の中、クレモンティーヌに釘付け…。
ええ、はい、オレンジのようなミカンのようなこれ。
マンダリンとダイダイを掛け合わせたもののようなんですが、食べてみた感じはそうですね……ミカンとオレンジを掛け合わせたような、そんな感じでした。
大きさは、日本のミカンのSサイズぐらいの小さめのものとか、オレンジぐらいの大きさのものまで様々。最初に大きいのを買って食べましたが、皮はミカンより厚め。中の袋はミカンぐらいの薄さなので、へいきで食べちゃえます。種はなく、フランスのフルーツにしては珍しく甘い。それも甘さがギュッと濃縮された感じ。二度目に小さいのも買ってみましたが、こっちは更に袋もやわらかく、まさに日本のミカンを食べている感覚。しかもあま〜い!
フランスのフルーツは甘くないなんて失礼なこと言っちゃいましたけど、例えばいちごなんかも本当に真っ赤に色づいて、ツヤッツヤの宝石のようなものでも、食べてみると酸っぱいのです。いや、日本のフルーツが異常に甘いのだと思いますけど…。だからいつもパリに行ったときは旬のフルーツでジャムを作ってきましたが、うーん、マーマーレードはちょっと苦手なんですよね…。
パリに住む友人いわく、クレモンティーヌはお店によって値段も味も全然違うから、必ず味見させてもらってから買ってる! とのことですが、私は味見もせずに買って、たいそう美味しいものに当たりました。私が買った小さいクレモンティーヌは、4個で€0.78。やっす。
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