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2016年3月23日 (水)

クレモンティーヌ[Les clémentines]

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 初夏に行くパリには、ベリー類が見事な赤い色で八百屋さんの縁台を彩っています。初秋に行くパリでは、桃やミラベルが目に付きます。さて、冬に行くパリにはどんなフルーツが?と楽しみにしていたら、いくつかあるフルーツ達の中、クレモンティーヌに釘付け…。

 ええ、はい、オレンジのようなミカンのようなこれ。
 マンダリンとダイダイを掛け合わせたもののようなんですが、食べてみた感じはそうですね……ミカンとオレンジを掛け合わせたような、そんな感じでした。

 大きさは、日本のミカンのSサイズぐらいの小さめのものとか、オレンジぐらいの大きさのものまで様々。最初に大きいのを買って食べましたが、皮はミカンより厚め。中の袋はミカンぐらいの薄さなので、へいきで食べちゃえます。種はなく、フランスのフルーツにしては珍しく甘い。それも甘さがギュッと濃縮された感じ。二度目に小さいのも買ってみましたが、こっちは更に袋もやわらかく、まさに日本のミカンを食べている感覚。しかもあま〜い!

 フランスのフルーツは甘くないなんて失礼なこと言っちゃいましたけど、例えばいちごなんかも本当に真っ赤に色づいて、ツヤッツヤの宝石のようなものでも、食べてみると酸っぱいのです。いや、日本のフルーツが異常に甘いのだと思いますけど…。だからいつもパリに行ったときは旬のフルーツでジャムを作ってきましたが、うーん、マーマーレードはちょっと苦手なんですよね…。


 パリに住む友人いわく、クレモンティーヌはお店によって値段も味も全然違うから、必ず味見させてもらってから買ってる! とのことですが、私は味見もせずに買って、たいそう美味しいものに当たりました。私が買った小さいクレモンティーヌは、4個で€0.78。やっす。

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2016年3月15日 (火)

ミュゼのランチ

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 改装前に行ったことがあったピカソ美術館ですが、なっが〜い改装後にようやく二度目の訪問が叶いました。平日のお昼前に行ってみたところ、入口に行列が。30分ぐらい待つんじゃないか?と係員に言われたので、その時は時間もなく出直しを。次にピカソ美術館に行けそうだったのが日曜日の朝だったので、もっと混んでるんじゃないか?と思ったのですが、行ってみたら気が抜けるほど空いていた…。待ち時間ゼロ。
 行く前にピカソ美術館のオフィシャルサイトをみていたら、時間帯ごとに入れる予約システムがあって、これなら待たずに入れる!と思ったのですが、旅行者でチケットを印刷するすべもなく、時代後れでスマホも持ち合わせず断念。でも意外とすんなり入れたんでラッキー。


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 美術館の展示自体は、ピカソの生涯を辿りながらそれぞれの時代に彼が取り入れていた手法やスタイルなどを、分かりやすく見せる展示方法で、個人的な出来事や社会情勢に合わせて変化していく作風が興味深いです。めっちゃ有名!という絵が多いわけではないのですがね。長年フランス語を頑張っているおかげで、意外と解説文が理解できて嬉しかったりもして。建物自体もとっても荘厳なお屋敷です。


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 で、中でも印象的だったのがこの子達。かわええ。後はチケットのコレクションとかも面白いですね。


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 さて、見終わってちょうど時分時だったので、ミュゼの中にある小さなカフェ「Le café sur le toit」に行ってみました。軽食が食べられるのでベーグルサンドとサングリアのセットをオーダー(€15.50)。小さなカフェなので、すぐに満席になりますが、幸いカウンターの一席をとれました。実はそこに座ろうと思って腰掛けようとしたら、隣の二人連れのマダムに「ここ、後から来るのよ」といって断られ、トレーを抱えたまま困っていたら、反対隣の男性が「今いないんだからいいじゃない」とかなんとか助け船を出してくれたんで座れたって言う……。まぁ、案の定マダム達の連れなんて来なかったわけですが。


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 サーモンのベーグルサンド、これがおいしくってですねぇ。チップスとサラダとぺろっと頂いちゃいました。写真がボケボケですみません……。サングリアはジュース感覚で頼んだけどしっかりしたアルコール度数で、帰る頃には昼間っから結構ほろ酔いでした。お昼のランチの軽食、午後のティータイムにはアンジェリーナのケーキやアイスクリームもあるようです。何気に食事もスイーツも充実のカフェ。メニューにはスペインの香りが漂うのもピカソ美術館ならではですね。メニューのPDFデータを一番下にリンク張っときます。あれこれ食べたい。願わくばもうちょっと広いと良いんだけど。


Musée national Picasso-Paris

5 rue de Thorigny 75003 Paris

メトロ:1号線 サン・ポール
    8号線 サン・セバスチャン・フロワッサール、シュマン・ヴェール
開館日:火曜~金曜日 11:30~18:00
     土曜日・日曜日・祭日 9:30~18:00
休館日:月曜日・12月25日・1月1日・5月1日

カフェのメニュー「la_cart.pdf」はこちら

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2016年3月 9日 (水)

ガレット・デ・ロワ[Galette des Rois]

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 今回、寒いけど頑張って冬のパリに行っちゃう目的の1つが、ガレット・デ・ロワを本場で食べたいというものだったからなのです。いっとき日本でも百貨店がクリスマスケーキと一緒に売り始めて、定着するかと思いましたが、あっさり百貨店は撤退。でも個人のパティスリーとかでは結構売られてきていますね。そんな地味なブームが来る前に、実はネットにあったレシピで自分で作ってみたんですが、納得のいかない出来上がりに。なんせ、食べたこともないものを作るという、正解が分からないままの作業。とにかく本場で本物を食べたいって思いが強くなり、とうとう決行された1月のパリ旅行でした。

 ガレットを食べる日とされるエピファニー[公現祭]は1月6日。でも早いところはクリスマス頃から売り始めて、1月いっぱいぐらいは売っているというので、滞在中にあちこちあちこち食べてみようという企み。

 さて、いの一番に買ったのは……ピエール・エルメ。間違いなくリッチで美味しいであろうと。普通は大きなサイズを数人で切り分けて、誰かのところにフェーブが入ってる…という代物ですが、お一人様サイズのアンディビデュエルというのもあります。ただしフェーブは入ってません。さっそく切り分けてみる。直径は10センチぐらいかな? お一人様用とは言っても、私には二食分…。


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 中のアーモンドクリームは、水分たっぷりのまさに“クリーム”で、私が知ってるガレット・デ・ロワにはなかったクリーミーさ。今までは「何でこんなパサついたものをクリームというのか?」不思議だったのですが、なるほどです。そのクリームは複雑な味わいで、お酒の香りも濃厚でリッチなクリーム。正直、知っていた味とは違いすぎて戸惑います。違いすぎて、後から思えば美味しかったという、とりあえず衝撃が勝った体験となりました。

 その2日後、サンジェルマン・デ・プレで行われたチャリティーのガレット・デ・ロワ販売会に行ってみました。大きなガレットを切り分けてくれて、一切れ2ユーロで買えました。小さな男の子もお手伝いする姿が微笑ましい。クリームはやっぱりしっとり。それにしても、焼きっぱなしのパイ菓子だからか、ガレット・デ・ロワって扱われ方がぞんざい(笑)。持ち帰り用の紙袋も、平たくじゃなくて立てて入れるスタイルも見かけました。


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 そしてその次に食べたのは、写真はないのですがパリの友人と食べたダロワイヨのものと、最近マドレーヌが人気のジル・マーシャルのガレット。ここら辺まで食べすすめてきて、だんだんガレット・デ・ロワの一般的な味が分かってきましたよ。分かってくると、エルメさんのガレットがいかにリッチかが分かってきます。

 また数日後、これは絶対食べてみようと思っていた下の写真のセバスチャン・ゴダール。セバスチャン・ゴダールはル・フィガロ紙で今年の一番美味しいガレットに輝いたもの。確かに美味しい。サクサクのパイ生地も、アーモンドクリームも。多分ここのが日本で食べてきた(自分で作ってたのも含め)アーモンドクリームが硬めのガレットに一番近かったです。


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 しかし、私の中で一番美味しいガレット・デ・ロワだったのは、なんとアパルトマンの近所のブーランジェリーで買ったものでした。夕方に買った時点でまだほんのり温かい作りたて。それを夕飯の後に食べたんですけど、まぁ、美味しいのなんのって。どんなブランドも作りたてにはかなわないのか? まぁこのブーランジェリー、バゲットもメッチャ美味しいんですけどね。


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 とにかく、この時期街はガレット・デ・ロワだらけ。その販売スペースが必要なのか、普通のケーキ類が少なかった気が…。そして日本に帰る日には冷凍食品専門のスーパー、ピカール[PICARD]で売っていた冷凍のガレットを日本にお持ち帰り。焼いたやつの冷凍かと思ったら、焼く前の冷凍だった。当然か。こちらはクリームが杏仁豆腐のような香りがしました。そりゃ、どっちもアーモンドですからねぇ。

 念願のガレット・デ・ロワの食べ比べ、大変楽しゅうございました。


 余談ですが、実は初めて入ってみたPICARDだったんですが、ちょっと目移りするほど美味しそうなものがいっぱいで、次回のパリ滞在はここをもっと研究しなくちゃ…!と思いました。でも最近、日本のイオンでもPICARDが売ってるみたいですね…。

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2016年3月 3日 (木)

レピュブリック広場[Place de la République]

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 パリに行くと、何とはなしに行きたくなるのがレピュブリック広場。フランス革命時に掲げられた“自由・平等・博愛”のシンボルである、マリアンヌの像がそそり立つ広場です。北マレにほど近く、サンマルタン運河もすぐそばなので、ぶらりと歩くのはうってつけの界隈でした。


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 マリアンヌというと、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」の絵の中で、半裸で旗を振っている女性です。フランス共和国理念の象徴たる女性像なのです。その台座にはフランス革命の重要な出来事のシーンがレリーフであらわされ、フランス革命の小説を読んでいる私には興味深い場所でもあります。


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 また、この広場はパリ同時テロの犯行現場からもほど近く、シャルリー・エブドの事件の時も、昨年のテロのあとも、この広場に人々は集って犠牲者を追悼したり、テロと戦うんだと声を上げた場所なのです。マリアンヌ像の台座周辺にはキャンドルやお花が捧げられ、メッセージなども多く見られます。追悼のモニュメントになっているのです。


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 さて、冬にパリに来たときに食べたかったもののひとつ、オニオン・グラタン・スープ[soupe à l’oignon gratiné]。このレピュブリック広場を囲むカフェのひとつで頂きました。前菜としてメニューに載っていますが、私は単品でオーダー。私のイメージよりもスープの中にパンがぎっしり入っていて、まさに食べるスープ。これが前菜でこのあとメインを食べるとか、小食の私にはとても考えられません…。アッツアツを、ハフハフいいながら食べました。玉ねぎのスープがとっても濃厚でしたよ。


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