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2013年11月27日 (水)

パリの日曜日

Un_dimanche_1


 2〜3年前から行ってみたかったのに、何となく行けていなかったUn Dimanche à Paris。6区のオデオン駅目の前、「あるパリの日曜日」と名付けられた、Cour du Commerce Saint Andréの中程にあるパティスリー、ショコラティエ、そしてレストラン/サロン・ド・テです。以前は盆栽を売っているお店があった場所と思うのですが、素敵にリノベーションしてこのお店になったようです。


 今回やっとお店に入ってみました。シックなパッケージのチョコレート類、チョコやキャラメルのタルティーヌ類、そしてケーキ類。中でも珍しいのは、小さくて粒状のチョコですが、とてもスパイシーな味がするらしい。らしい、というのは、私は味見をしなかったので…。お皿の中のをテイスティングできますよ。多分スパイスをチョコと合わせたオリジナル商品なのでしょう。私はお土産用にタブレットのチョコレートをいくつか買いました。


Un_dimanche_2


 せっかくだからケーキも味わってみたいと、サロン・ド・テの方でお茶をしたかったのですが、お土産の会計をした時に「パリ・ブレストをひとつ友人とパルタージュし、私はカフェノワゼット、友人はショコラショーをここで食べていきます」とショーケースの所でオーダー。そしたらパリ・ブレストを紙皿に載せて、カウンターの脇のスペースに小さめの紙カップに入ったノワゼットとショコラショーを添えて出してくれまして…。ゆっくり座って食べたかったのに、まさかの立ち食い。ひょっとしたら午前中に行ったのでまだサロン・ド・テがオープンしてなかったのかも。


 ノワゼットもショコラショーもレジのすぐ後ろにあるマシンから作ってくれたので、そんなカフェのカウンター的な使い方も出来るのかしら?と不思議な気持ちになりながら、それでも店員さんとおしゃべりしながらなかなか楽しかったです。


Un_dimanche_3


 さて、そのパリブレスト、甘さが控えめでとても美味しいんです。パリ・ブレストっていうとドーナツ型のシュー生地にクリームを挟んだのが一般的ですが、こちらのはエクレアのような棒状の物でしたよ。写真の奥から3つ目のがそれです。そして友人のショコラショーを味見させてもらったら、これがとびきり美味しい! やっぱり甘さが控えめで、さらりとしたタイプのもので、ちょっと病みつきになる美味しさです。後日ジャック・ジュナンのカフェでもショコラショーを飲んでみましたが、こちらはドロリとした重めのショコラショーで、随分お店によって違うもんなのですね。パリであまりショコラショーを飲んでいないので、これは色々試してみたいかも。ここのショコラショーが本当に美味しかったので、ジャン・ポール・エヴァンでお土産を買った時、ショコラショーの粉があったので買ってみました。うっかりしてましたが作り方が書いてなかった…。今、どうしたら美味しく出来るか研究中です。



Un Dimanche à Paris
4-6-8 Cour du Commerce Saint André 75006,Paris
ブティック:火曜日〜日曜日 11:00〜20:00
      (日曜日は19:00まで、火曜日は12:00から)
レストラン/サロン・ド・テ:火曜日〜日曜日
              火曜日 15:00〜22:00
              水〜土曜日 12:00〜22:00
              日曜日 12:00〜18:00


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2013年11月22日 (金)

ボルディエのバター:2em

2em


 このブログをのぞいてくださる方の本当に多くが、ボルディエバターかベイユベールのキーワードでたどり着かれるようです。去年書いた記事にも加筆しなければ…と思いました。


 今年、美味しいクレープリーでアパルトマンの近くというので、北マレにあるBREIZH Caféという所を紹介されまして行って来ました。美味しいクレープだったし、デザートの甘いクレープは、日本で良く行くクレープリー、ル・ブルターニュでいつも食べるヴァヌテーズというのと同じのがあったので嬉しく食べたのですが、日本に戻ってからこのBREIZH Caféがル・ブルターニュの系列店と知りまして、そりゃ同じメニューがあるわ、と思ったのでした。
 しかもこのBREIZH Caféは、日本にも何店かあるみたいですね。ご存知の方も多いのでしょう。


 さて、話を戻しますと、このクレープリーのすぐお隣に、BREIZH Caféのエピスリーがありまして、帰りに寄ってみました。ブルターニュ地方の美味しそうな食材が売られているんですが、ここにボルディエのバターやチーズが置いてありました。同じノルマンディーですからね、置いてあっても不思議ではありません。もしマレ地区あたりに行く用事があれば、ここによってみると手に入りますよ。


 あと、9区のマルティール通りにあるLes Papilles Gourmandesという食料品店にも置いてありますね。マルティール通りは美味しそうな食料品店や今人気のパティスリー、セバスチャン・ゴダールやローズベーカリーがあるので、観光がてら行くのも良いかもです。


 こうやってみると、ボン・マルシェ以外にも、案外パリ市内の食料セレクトショップには置いてあるのかもしれませんね。また見つけたら追記していきます。


BREIZH Café EPICERIE
111 rue Vieille du Temple 75003 Paris


●Les Papilles gourmands[レ・パピーユ・グルマン]
26 rue des Martyrs 75009 Paris
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2013年11月17日 (日)

フランス王家の墓所

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 今回の旅は本当に雨に降られる日が多くとても残念なのでしたが、天気が良くなったら行ってみようと思っていたのがサン・ドニ大聖堂[Basilique de Saint-denis]。パリ郊外にある大聖堂ですが、メトロで行けるのです。

 なぜサン・ドニ大聖堂なのか?というと、ここにはなんと歴代フランス王家のお墓が勢揃いなのだからです。古くはノストラダムスの大予言で知ったアンリ二世、小説で知った太陽王・ルイ14世、ベルばらやフランス革命で知ったルイ16世とマリー・アントワネットなどなど、これまで小説などで読んできた多くの王家の人たちのお墓が一同に会しているというのだから、行ってみたくなるのも当然です。


 というわけで、ようやく晴れた日曜日の朝、メトロの13号線に乗ってBasilique de St Denis駅で下車。でも実はパリ郊外の、特にサン・ドニ地区の治安はあまりよろしくありません。一人で行ったので道に迷ってはならないと、Googleの地図+ストリートビューでメトロの駅から大聖堂までをしっかり予習!……したのですが、駅の出口がその地図と違う場所にあり、まさかの迷子…。日曜日のマルシェで混み合う街中を心細くさまよう私…となってしまいました。


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▲大聖堂前の広場。右に見えるのは市庁舎です。きもちいいー!


 さて、そんな災難にもめげず、やってきました大聖堂。そもそもここは、モンマルトルで迫害から斬首刑に処せられたフランスの守護聖人サン・ドニが、首を切り落とされた後も自分の頭部を拾って説教しながら歩き、たどり着いたという村で、聖人の名をとってサン・ドニ村とされ、サン・ドニを祭った聖堂が建てられたというわけです。サン・ドニの像は、ノートルダム寺院の扉にも彫刻されていますので、手に自分の頭を持った人の像を探してみてください。


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▲こちらはノートルダム寺院のファサードに彫刻されたサン・ドニさん。


 この日は王家の墓所であるクリプト[crypt]へ入れるのが12時からということで、チケット売り場の列に並んでみました。ところがいざお金を払おうと思ったら、無料だって言うんですよねぇ。なぜか分からなかったけど、ラッキーです。この日が特別なのか、いつもそうなのかは分からないのですが、30分ごとに始まる3つあるガイドツアーに参加するようになっておりまして、それぞれツアーの趣旨が違うんですね。その時間割とガイド内容が書かれたパンフレットをいただき、どれにしようかな?と。まあどうせ、聴いてもフランス語だからほとんど分からないだろうし…というので、「ルイ16世とマリー・アントワネット―発掘の歴史―」というコースを選択。女性ガイドについて行き、ルイ16世とマリー・アントワネットの像の前で説明を聞くも、やっぱり半分ぐらいしか分かりませんでした。この説明の後は自由行動で見学できます。


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▲大聖堂裏の薬草園。緑がいっぱいできれいな庭でした。


なんか長くなってきた…ふぅ。

 なにせフランス王家の3〜4人をのぞくほとんどの王・王妃・王子・王女たちの墓所ですから本当にたくさんのお墓の数。大聖堂の則廊には生前の姿を彫った石像付きのお墓がずらりと並び、アンリ二世とかカトリーナ・メディシスなどのお墓が見られます。仰臥像がたくさん並ぶ中、ルイ16世とアントワネットの祈りの像もありました。教会を飾るステンドグラスから漏れる光が、とても美しく墓所を彩っています。う〜ん、美しい。


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▲あっちにもこっちにも仰臥像…。ちゃんとどなたのお墓か案内もあります。


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▲中世っぽい像ですね。誰だったかな?


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▲中にはこんなゴージャスタイプも。


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▲件のガイドはこのルイ16世とアントワネットの祈りの像の前で。


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▲ステンドグラスは必見です。かなり美しい。




 一方、地下のクリプトに繋がる階段を降りると、薄暗い中にお墓が点在しています。ひとつの小さな礼拝堂に立派な彫刻と共に祭られているお墓もあり、太陽王・ルイ14世のもそのようなスタイル。ひとつちょっとぞっとするのは、ルイ17世(ルイ・シャルル)のお墓は壁に設置されているのですが、一緒に彼のミイラ化した心臓のかけらが透明のガラスの壺に収められて飾られていることでしょうか…。

 他にもルイ16世とアントワネットのお墓は黒い大理石の石碑で並んであったり、王家ではないけれども、聖人サン・ドニのお墓もありました。薄暗い中にも照明が美しく灯っていて、なかなかに荘厳な眺めでもありました。

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▲やってきました、黄泉の国…って感じです。


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▲ルイ14世の墓所。太陽王にふさわしい豪華さ。


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▲まん中でふたつ並んでいるのがルイ16世とアントワネットのお墓です。


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▲厳粛で美しい墓所のライトアップ。


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▲もちろん聖人サン・ドニのお墓もありますよ。歴史を感じます…。


 興味のある方にはとても面白い場所だと思うのです。行く前に、大聖堂のサイトから日本語の案内書を印刷して持っていくと良いかもしれません。時々置いてなかったりしますからね。あと、脅すようですが治安はやはり良くない場所です。メトロに乗っていてもその雰囲気はちょっと怖いです。荷物には十分注意して、のんびりした旅行者ムードをかもし出さず気を引き締めてくださいね。
 私なんか最悪にも迷っちゃって有色人種しかいない雑多なマルシェの中をさまよい歩くはめになったのは怖かったのですが(笑)、怖い目に遭うようなことはなかったです。運が良かったのかもー!
 もともと方向感覚はある方なので、何とか位置を把握し、たどり着くことが出来たのは良かったです。思うに、駅が新しかったので、Googleの地図が作成されたときと出口が変わってしまっていたのでは? 後で地図と見比べても、やっぱり違いましたから。もし行かれる方は、出口を出たら左に左に、人の向かう先にお進みください。それでたどり着くと思います。



サン・ドニ大聖堂[Basilique de Saint-denis]

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