« 治安 | トップページ | 買い物  -1- »

2012年3月 2日 (金)

フロマージュリー・ベイユヴェール

01


 このブログに立ち寄ってくださる方の一番多い検索ワードは「ベイユヴェール」。当ブログでも何度か記事にしました。とってもバターの美味しいフロマージュリーです。雨宮塔子さんがエッセイで紹介されて、皆さん注目しているようですね。私もパリに行けばいつも、ベイユヴェールのバターを食べています。

 というわけで、一度記事をまとめてみようと思います。


 ベイユヴェールは30年前に、ナント市から30キロ南に下ったマシュクルにあるパスカル氏の自家農場や近隣の農場から牛乳を集めて製品を作ることから始まりました。バターはチーク製の樽型かくはん機でていねいに作られ、手で型に入れられています。その様子がベイユヴェールのサイトにありましたので、ちょっと拝借。

09

 つまり、手作り感あふれる本物のバター、なのです。はじめて私がベイユヴェールのバターを買ったのは、そういう「手作りバター」という触れ込みに釣られて…なのです。はじめて買った当時は、まだ大きな塊がお店に置いてあり、欲しい重さを伝えると針金のようなものがついた専用カッターで塊から切り分けてくれ、紙に包んで渡してくださいました。その人間味あふれる販売方法が嬉しかったのと、なんと言っても味がピカイチでしたので、バゲットにたっぷりつけて食べたものです。

03

▲緑の方が無塩バターのdoux。青いのは塩入りのdemi-sel。結構しょっぱい。


 とにかく味が濃い。私がいつも言うのは「イナタい味」。ことば自体はちょっとアレですが、田舎で無骨に手作りされました……的なニュアンスと捉えていただければ。そういう、牛が食べる牧草の香りまでしてきそうなバターなのです。
 それは日本のバターとなんと違うことか! それもそのはず、日本の多くのバターは無発酵で作られますが、フランスのバターは基本的に発酵バター。乳酸発酵されて作られるらからとても風味豊かなのです。日本でも発酵バターは売られていますが、総じて高価。それに比べるとさすが農業大国、フランスの発酵バターはお安くて。


04

▲この手作り感あふれるラッピングがたまりません。バターの形もいびつ。


 ベイユヴェールのバターもお高くなく、スーパーでよく見る有名メーカー品のプレジデントと比べても、125gがプレジデントはとあるスーパーで1.15ユーロ、ベイユヴェールは無塩のdouxで1.59ユーロほど。絶対試すべき。


 バター以外にも、日本ではあまりお目にかかれないフロマージュ・ブランをおすすめします。ちょっとすっぱ目のフレッシュなチーズ、形状は硬めのヨーグルト状です。入れ物が大と小で用意されているので、どちらが欲しいか伝えれば桶から汲んでくれます。すぐ横にフランボワーズとかのソースがあるので、それも一緒に買ってかけて食べるとすてきな朝の一品に。


07

▲フロマージュ・ブラン。酸っぱいので、フルーツソースや砂糖をかけて食べるとおいしい。私の場合、砂糖+フランボワーズがお気に入り。


 また、スイーツ好きにおすすめするのが、プリンです。何種類かフレーバーがありますが、1個1.45ユーロほどなので、チャンスがあれば是非お試しください。びっくりするほど美味しいので!

05

▲こちらキャラメル味。他にもカフェ味とか何種類かありましたが、美味しかった〜♪


 さて、そのベイユヴェール、どこで買えますか?というところですよね。パリ市内には何店舗かありますが、観光ならチープなプチお土産を買いがてら、ボン・マルシェのグラン・エピスリーがおすすめ。奥の方の冷蔵コーナーを探してください。バターとプリンは別の棚にありますが、それほど離れていません。


 市内で行きやすそうな店舗をいくつかをピックアップしてみました。

・4区/ヴォージュ広場近く、サンタントワーヌ通り沿い 77, rue Saint Antoine
 [火曜日〜土曜日午前中まで 日・月曜定休]

・10区/メトロ7号線シャトー・ランドン駅近く 215, rue du Faubourg Saint Martin
 [火曜日〜日曜日午前中まで 月曜定休]

・14区/モンパルナス大通りとラスパイユ通り交差点近く 8, rue Delambre
 [火曜日〜日曜日午前中まで 月曜定休]

・15区/メトロ10号線シャルル・ミッシェル駅近く 133, rue Saint Charles
 [火曜日〜日曜日午前中まで 月曜定休]

・17区/テルヌのマルシェ内 Marché des Ternes, rue Bayen
 [火曜日〜日曜日午前中まで 月曜定休]

※その他のパリ市内店舗、フランス全土の店舗はこちらをご参照ください(地図付き/フランス語)。


06

▲昔のベイユヴェールの包装紙は牧歌的でした。


 というわけで、滞在中に食するのはもちろん、バターもチーズも真空パックで日本に持ち帰れますのでお土産にもいいですよ。私がいつも買う4区のお店では真空パック代を特別に取られたことはありません。「Emballage sous vide, S'il vous plaît.(オンバラージュ・スー・ヴィッド・シル・ヴ・プレ)」もしくは簡単に「Sous vide, S'il vous plaît.(スー・ヴィッド・シル・ヴ・プレ)」とお願いすると真空パックにしてくれます。あとは出発ギリギリまで冷蔵庫に入れておき、あらかじめ日本から持参した保冷バッグに凍らした保冷剤と一緒に詰めてスーツケースに放り込めば、帰国するまで大丈夫です。6月にこれで持って帰ってもダメになっていたことはありません。ただ、ボン・マルシェで買うと真空パックは出来ないと思います。


08

▲昔の4区のお店の正面。多分店舗ロゴがもう変わっていますね。


 最後に、私もベイユヴェールのサイトをみていて見つけたものが。

 ベイユヴェールの工場見学ツアー。これは行ってみたい……。
 工場を紹介するビデオを観たり、工場を見学したり、最後はもちろん製品の試食アリ。体の不自由な方もツアー参加は可能なようです。詳細です。

 ・ヴィジット・グルマン[工場見学/ランチ/湿地の散策]おひとり様30ユーロ
 ・ヴィジット[工場見学]大人3ユーロ、子供1ユーロ

 両方とも要予約です。祝日を除く月曜日から金曜日に開催。電話かメールでどうぞ。
 Tel. 02 40 02 33 98
e-mail p.beillevaire@wanadoo.fr

詳細はこちら


☆ベイユヴェールの過去記事(新しい順)
 ・パスカル・ベイユヴェールのリニューアル
 ・パスカル・ベイユヴェールのバター
 ・バター天国
 ・特筆すべき食材バター


●Fromagerie Beillevaireサイト

|

« 治安 | トップページ | 買い物  -1- »

パリのアドレス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/231746/44340209

この記事へのトラックバック一覧です: フロマージュリー・ベイユヴェール:

« 治安 | トップページ | 買い物  -1- »