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2007年5月22日 (火)

アラン・ドロン、すてき。

「La Tulipe Noir」
黒いチューリップ

久しぶりにフランス映画を見た。しかも1963年の古いものを。フランス革命時の義賊モノ、みたいな案内があって、ちょっと興味を持って観たわけです。

主演がアラン・ドロン。初めて彼の映画を見ました。いやあ、カッコ良くって! ひと時代前のスターで、それこそ世の女性達がハートを奪われまくった俳優ですが、あまり興味はなかった。でも、今回ちょっとノックアウト。顔が端正で正真正銘のボー・ギャルソン、そしてスタイルの良いことったら! うっとりしちゃいましたねえ。手足は長いし、全体のバランスも良くて、フランス革命当時に貴族が着ていたような、布をたっぷり取ったブラウスに、ぴったりとしたラインのズボンにブーツなんかで、颯爽と馬に乗ったり剣で戦ったりするんだな。あー、いいもの見た。

“アラン・ドロン”という色男的なイメージ(個人的にだけど…)があったけど、この作品は思った以上にアクション映画でびっくり。顔立ちがそっくりな兄弟を一人二役で演じてました。傲慢な貴族から金品を奪う義賊の“黒いチューリップ”(本人も貴族だが…)。ワケあって社交界に出る事が出来なくなり、自分にそっくりな弟を自分の代わりに仕立て世をあざむくわけですが、弟がだんだん自我を持ち始めちゃって、お兄さん以上に義賊としての活躍に熱を入れ始めちゃうんですね。ま、あらすじはここまでに…。

で、この映画、一人二役だから同じシーンにアラン・ドロンがふたり登場するわけで、ふたりが一度に画面にはいるときはどちらかが背中向けている、なんてこともなく、堂々とふたりが正面を向いているわけです。それが、映像的に超自然。合成臭さがない。だって1963年の映画だよ? そのころって、そんな編集技術があったんですか? って、それは失礼なのかしら…。ちょっとびっくりしました。画面はもううっすら茶色く焼けてるのに。

そして、この映画を放送したのが日テレの「月曜映画」という番組枠。このオープニングとエンディングがものすごいシュールでした。とてもこれから洋画が始まります、って雰囲気じゃないんですね。激しい音楽、オープニングのシュールなイラスト。違う番組を録画しちゃったかと思いましたよ。エンディングではなんだかタイ(?)のダンスをひとり踊り狂う、露出度大の衣裳を着たおねーさん。テロップはそのオープニングとエンディングを作った人たちやプロデューサーとかのクレジットとかだけ。映画自体の出演者クレジットとかは一切なかった。画面に「fin」の文字が現れて、その後はエキセントリックなダンスが始まる。映画の余韻ってものをぶちこわしにしないで欲しい。ちょっとあの始まり方と終わり方はやめた方がいいと思いマス。

ちなみにgoo映画のなかで紹介されていた「黒いチューリップ」のあらすじ、私が見たものとかなり違う内容だったんだけど、主演はアラン・ドロンになってる。あれはいったい何なのか?

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